ビジネス用途での評価です
ここ10年ほど、ハズレの少ないサンワのマウスを渡り歩いて、1年〜2年ごとに交換、今回は、MA-117Hからの買い換えです。
このマウスは、中国製iRock社のOEMマウスのようです。本家サイトからアプリダウンロードすると、M39マウスとして認識されてファームウェアが最新化され、持ち上げたときの感度や、直線補正などの新機能が使えるようになります。
dpi=1200,レポートレイト=250で使っていますが狙い通りにマウスが動きます。センタホイールも幅が太く使い易いです。外見もオフィスに似合っており長持ちしそうです。
赤外LEDですが光沢面の机上でも反応します。マウスパッドを使ってキャブリエーションすると非常に精度が高まります。この手のマウスに慣れている方、正確なマウス精度を求めている方ならば高い評点になると思います。
ところが、一般ビジネス用途でみると、サイズは大きく、電池の入ったマウスのように重く、クリックストロークも長くて重いです。女性には辛いかも。何より、クリック音が耳障なレベルです。
使ってみて気づいた点をいくつかご紹介します。
セットアップには管理者権限が必要です。設定アプリを導入すると、ログインで常駐するようにレジストリ登録されます。マウスボタンにコマンドを割り当てられるのですが、この常駐アプリが動いていないと、アプリ実行機能だけが動かなくなります。逆いえば、マウスボタンにアプリ実行を割り当てないならば、、常駐アプリを動かす必要はないのですが、自己責任によるレジストリエディタ操作となります。
感度設定値やショートキー割り当て値はマウス本体に保存されるようです。設定済マウスを設定アプリ未導入の別PCに接続しても管理者権限は不要でマウス設定が引き継がれました。これは便利だと思いました。
またビジネス用途でメリットとしてあげるなら、リモートデスクトップを使っている状態でマウスから手を離さず仮想デスクトップ切り替えができるようにカストマイズが挙げられると思います。具体的には、フォーカスアウト(ALT+CTRL+HOME)、仮装デスクトップ切替(WIN+CTRL+Right)を、マクロ登録します。
ところが、マウスボタンにはEXE起動しか登録できません。ビジネスでよくつかうシェル起動、例えば、ワークスペースを指定したアプリ起動や、チャットルームを指定して会議アプリ起動といった、
いわるゆ「ショートカット起動」は登録できません。まるで、電話帳機能がないビジネスフォンみたいなものです。
総じて、正確なマウス操作を要求されないビジネス用途にはちょっと不向きなマウスだと思います。
おすすめ度:
投稿日:2020/12/06
RUMA さん
個人のお客様