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数多の親指トラックボールマウスを使ってきての感想。
今まで長い間トラックボールマウスを使ってきました。
ロジクール M5670、
エレコム M-XT2DR、
ケンジントン Pro Fit Ergo Vertical ワイヤレストラックボール、
サンワサプライ MA-WTB178
最初は平置きに始まり、エルゴノミクスを探すようになってからは、ケンジントンのマウスが一番使い心地がよかったですが、値段が高いのと、もうちょっと角度的に捻っててほしかった。
そして、ニュースサイトでこちらのマウスが新発売とのことで、より角度がついて、しかもケンジントンより安い。
ということで、迷わず購入。
結果は…
残念な商品でした。
上記に記載の通り、同社の別のトラックボールも持っているので、クリック感は静音タイプと
あり、期待していませんでした。(静音タイプは押し心地が悪い)
ただ、想定外なことが3つ。
1つ目はトラックボールマウスなのに、マウス底面の足(クッション?)が通常のマウスと同様に滑る素材であること。
普通トラックボールマウスは動かして使わない(片づけたりするときは別)ので、
どんなメーカーのものであれ滑らないラバーのようなグリップするクッションがついているのですが、こちらはどこにでもあるようなマウスの滑るクッションでした。
そのため、クリックする際(特に戻るボタン)にボタンを押そうとすると本体が滑りボタンがとても押し辛いのです。
これはダメです。過去の現在でも販売している自社のトラックボールマウスですらしっかりラバーだったのに、この商品だけなぜかツルツルの素材です。
保護フィルムでも貼ってあるのかと疑いましたが、そうでもないようです。
2つ目は進む、戻るボタンが逆。
これはトラックボールに限らず、進む、戻るボタンがついているマウスならば本来
上側が進む、下側が戻るが当たり前というか、皆さん無意識に慣れているかと思います。
しかし、この製品では進むが下側で戻るが上側になります。
しかも、戻るボタンは割と頻繁に使うし、1つ目で挙げた滑るクッションのせいでとても押しにくくなっています。
押そうとすると滑って力が逃げるので、とても押しにくいです。
職場で使うために買ったので家(ケンジントン)と職場では異なるトラックボールマウスを使用しているため、たまに頭がこんがらがります。
3つ目はスリープ状態からの復帰がボタン操作なこと。
このトラックボールマウスは無線の充電池式で、一定時間操作しないとマウスが節電のためにスリープモードに移行します。
このマウスに限った話ではありません。
どの無線マウスにも大体標準搭載の機能です。
ですが、スリープモードから復帰する際トラックボールを転がしてもこのマウスは起動しません。
他のトラックボールマウスではそんなこと一度もありませんでした。
どこかのボタンを押さないとマウスが復帰しないということはマウスカーソルの位置や、
押すボタンによっては意図せぬ動作をPCにさせてしまいかねません。
非常に厄介な仕様です。
価格も安く、他社よりもさらにエルゴノミクスデザインで、しかも充電池式。
充電池になったことで、コンパクトかつ軽量になったのはよかったですが、
上記三点がトラックボーラー、そして普通のマウスとしても扱う上で非常に残念なポイントとなってしまいました。
低価格でとてもエントリーモデルとしてはいい商品だと思うと上記三点は価格内で抑えられた内容ではないでしょうか?
着眼点がいいだけに非常に残念です。
また、改良版が出るのなら買ってみたい機種でもあるので、ぜひユーザーの声を聞き漏らさず、製品開発に反映していただきたいです。
おすすめ度に関しては期待値が高かったゆえに三点の減点ポイント。
かつ、これをトラックボール初心者にはお勧めできない(トラックボールマウスが使いにくいと誤解してしまう)ため、1とさせていただきます。
おすすめ度:
投稿日:2023/06/28
ヘビートラックボーラー さん
個人のお客様