最近の一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラは、専用のバッテリー充電器だけでなく、市販のUSB-ACアダプターやモバイルバッテリーを使ったUSB充電にも対応しています。
USB充電対応のカメラなら、スマートフォンを充電するときと同じように、カメラ本体にUSBケーブルを接続すれば充電できるのです。スマートフォンの充電に使うUSB-ACアダプターを共有すれば、旅行に持っていく荷物を減らしたり、モバイルバッテリーを使ってコンセントのない場所でも充電したりできます。
カメラの説明書を見ると“USB充電するにはUSB PD対応、○V/Aの出力に対応していること”とあるけれど、これは一体どういうことだろうかと思ったことはありませんか?
そこで今回はカメラをUSB充電するアクセサリーの選びかたをご紹介します。
まずは、カメラのUSB充電に必要な仕様をカメラの説明書やメーカーのWEBサイトを確認しましょう。出力が足りないと、充電に時間がかかったり、充電状態にならなかったりしてしまいます。メーカーが公式にUSB充電をサポートしているカメラ2機種を例に挙げてご紹介します。
人気のフルサイズミラーレス一眼カメラ、ソニーα7 IVはUSB PD(USB Power Delivery)対応機器を接続すると急速充電が可能です。説明書には「USB PD機器は、出力が9V/3Aまたは9V/2Aに対応したものをお使いになることをおすすめします」とあります。それに従って9V/3Aまたは9V/2Aを出力できる機器を選びましょう。
コンパクトなボディとレンズによる機動性の高さが魅力のマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ。WEBページのQ&Aによると、充電に必要な条件は「USB PD規格に対応かつ15V 3A、15V 2A、9V 3Aいずれかの出力に対応するもの」とあります。
必要な仕様を確認できたら、それに合致するACアダプターやモバイルバッテリーを探しましょう。
モバイルバッテリーがあれば、屋外などコンセントが無い場所でも充電できるので、撮影中にカメラのバッテリー残量が少なくなったときも撮影を続けられます。USB PDによるDC5V/3A、DC9V/3A、DC12V/3A、DC15V/3A、DC20V/3A(最大60W)に対応しています。
クルマのシガーソケット(アクセサリーソケット)を使ってモバイル機器を充電できるカーチャージャーがあれば、移動中の車内でカメラを充電できます。USB PD DC5V/2.4A、DC9V/3A、DC12V/2.5A、DC15V/2A、DC20V/1.5A(最大30W)の出力に対応しています。
コンセントを使って最大3台の機器をまとめて充電できるUSB-ACアダプター。旅行に持っていくときに便利な電源プラグ折り畳み式です。USB PD DC5V/3A、DC9V/3A、DC12V/3A、DC15V/3A、DC20V/3.25A(最大65W)に対応しています。
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