Bluetoothとは近距離で無線通信を行う技術です。
Bluetoothを利用すればマウスやスピーカーなどの周辺機器をワイヤレスで使うことができます。
Bluetoothで接続すると、ワイヤレスで機器の接続ができるので、身の回りがスッキリします。
ケーブルにとらわれることなく、自由に動き回る事が出来たり、机の上のごちゃごちゃも解決します。
Bluetoothで接続する事でUSB端子不足を解消できます。
マウスにキーボードにヘッドセット、繋ぎたいけどUSB端子が足りない時に、 BluetoothならUSBポートを使わずに機器を接続できます。
お手持ちのパソコンやスマホ、AV機器がBluetoothを搭載していないと、Bluetooth対応製品を接続する事はできません。
万が一対応していない場合は、Bluetoothアダプタを接続すればBluetooth機能を追加できます。
プロファイルとは通話する、再生・停止などBluetoothの「接続する為のルール」を表すものです。
接続するBluetooth対応機器が 同じプロファイルに対応していることでその機能が利用できます。
お手持ちの機器と、Bluetooth製品が同じプロファイルを持っているかどうか確認しておきましょう。
プロファイル名 | 機能 |
---|---|
DUN (Dial-Up Network Profile) |
携帯電話・PHSを介してインターネットにダイヤルアップ接続 |
FTP (File Transfer Profile) |
パソコン同士でデータ転送 |
HID (Human Interface Device Profile) |
マウスやキーボードなどの入力装置を接続 |
HFP (Hands-Free Profile) |
車内やヘッドセットでハンズフリー通話 |
HSP (Headset Profile) |
ヘッドセットでの音声入出力 |
A2DP (Advanced Audio Distribution Profile) |
ステレオ音質のオーディオデータを伝送 |
AVRCP (Audio/Video Remote Control Profile) |
AV機器の再生、一時停止、音量調整などのコントロールをリモコンから操作 |
Bluetoothバージョン「3.0以前」と「4.0以降」では通信方式が新しくなっており、互換性がありません。 理由は、ver4.0は「Bluetooth Low Energy(BLE)」という、ver3.0以前と異なる通信方式を使用しているためです。 ですが、機器によってはBLEとver3.0以前の通信方式の両方をサポートしているものがあり、その機器であれば、ver3.0以前の製品を接続して使用する事が可能です。 3.0以前の通信方式に対応している機器かどうかは、「Bluetoothのロゴ」で1番手軽に判断が出来ます。
Bluetoothはバージョンによって機能の特徴が異なります。
基本的に新しいバージョンは古いバージョンと互換性がありますが、性能は低い方に合わせられます。
例えば、バージョン「4.0」に対応しているBluetoothヘッドセットと、バージョン「3.0」に対応しているスマートフォンを接続した場合は、バージョン「3.0」までの機能しか使用できません。
バージョン | 機能 |
---|---|
ver 1.1 | 規格が安定し本格的な普及期を迎えたバージョン |
ver 1.2 | 2.4GHz無線LAN(IEEE 802.11/b/g)との干渉対策を盛り込んだバージョン |
ver 2.0 | Ver.1.2に比べて、データ転送速度が約3倍に向上したバージョン |
ver 2.0+EDR | 高速化機能EDR (Enhanced Data Rate) を盛り込んだバージョン |
ver 2.1 | ペアリングが簡略化され近距離無線通信のNFC(Near Field Communication)に対応・マウスやキーボードのバッテリー寿命を最大で5倍延長できる「Sniff Subrating」機能を搭載 |
ver 3.0 | 無線LANの規格を利用することで約24Mbpsとデータ転送速度を高めたバージョン |
ver 4.0 | 転送データをシンプルかつ最小限に抑えることで、大幅な低消費電力化を実現 |
ver 4.1 | 省電力機能がさらに発展したバージョン |
ver 4.2 | セキュリティの強化と転送速度の高速化 |
ver 5.0 | Ver.4.0に比べて、データ転送速度が約2倍、通信範囲が約4倍に向上したバージョン |
ver 5.1 | 方向探知機能を追加 |
ver 5.2 | LE Audio規格を追加 |
ClassとはBluetoothの「電波の到達距離」を表すものです。
3つのclassがあり、数字が低いほど到達距離が長く、各機器はいずれかのクラスに分類されます。
Classが異なる機器同士でも互換性はありますが、距離の短いClassに合わせてつながります。
バージョン | 機能 |
---|---|
Class1 | 最大100m マイクやスピーカーなど、屋外や講堂などの広い場所での使用に |
Class2 | 最大10m キーボードやヘッドホンなど、機器同士を隣接させての使用に |
Class1 | 最大1m |
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