1人中、1人の方が、「このレビューは参考になった」と投票しています。
主な欠点
使わないとわからない不満点上げていきます。
1.画面の回転でラッチがないので垂直・水平を出すのが大変
画面が微妙に斜めになっていると、気分が悪くなってきます。微調整できるといっても、ずれてくることがあり不快になります。
画面を斜めにして使うことはないので、ラッチ機構を入れてしっかりと垂直・水平が出るようにすべきでしょう。
2.アームの化粧板がすぐに外れる
アーム内部にケーブルを通すようになっており、ふたとしてプラスチック版の化粧板をはめ込みます。土台からの1つ目のアームの化粧板ははめ込み式になっていますが、はめ込みが弱く、アームを動かすとすぐに外れます。
対応方法はビニールテープで巻くしかありません。
2段目のアームの化粧板はアームの穴にボッチをはめ込む方式になっており、こうした確実に止める方法に変えるべきです。
3.壁際に設置できない。
アームの土台を壁際に漬けた場合に、ディスプレイを壁際に押し込もうとするとアームが干渉して押し込めません。こうして使う場合には、アームの長さ分(訳30cm)壁から離して設置する必要があります。
アームを壁に水平に振ってやればよいのですが、ディスプレイ同士が干渉するか、ディスプレイが離れすぎてしまいます。
この改善には、土台部分のアームの間隔を十分にあける必要がありますが、限界があります。
根本的な対応としては1台対応のアーム(100-LA018など)を2台使用して、設置間隔をあけることしかないでしょう。
4.ディスプレイの角度調整がずれる
まず、ディスプレイの角度(垂直方向に対する回転角)を変える機構部分がネジの締め付けで行っているため、角度調整可能&勝手に垂れ下がらない という締め付け具合を見つけるのが難しいです。この機構は通常のディスプレイのチルドスタンドについているものなので漬けれないものではないと思います。
ネジ締めの調整に成功すれば、手で角度調整が可能になりますが、ディスプレイの重量で垂れ下がるのは時間の問題だと思います。
5.土台部分の机への固定には7cm程度の天板部分の奥行が必要
机の天板を挟み込む形で固定します。このため、天板の端から7cm程度の水平部分が必要です。机によっては補強のために周囲に補強柱が渡してあり、この余裕がないものがあります(ほとんどの机が該当すると思いますが・・・)私の場合は木製の机だったので、設置部分の柱に穴を開けて固定しました。
アームとディスプレイの重量を支えるためにはこの方式しかないと思います。購入する場合は、設置する机の構造を確認しておく必要があります。
6.説明書にない部品がある
楕円形の金属製の部品が入っていましたが、取説には記載がありませんでした。たぶん他の製品との共用の付属部品だと思います。
未使用なのか、説明書の間違いなのか使う側はわかりません。未使用部品に対する説明をする配慮が必要だと思います。
----------------------------------------------------
<長所>
1.ガスシリンダーを使っているので上下方向の調整が楽です。
2.組み立てが楽
おおむね、差し込む。ネジのしめつけの微調整程度で組み立てできるので施工性は良好です。
<総評>
せっかく良い部品を使っているのに、各部への設計配慮が足りず素材の持ち味を台無しにしてしまっている印象です。
おすすめ度:
投稿日:2015/02/22
su さん
個人のお客様