かなり良い音だと思います。
現在、このスピーカーと同様のワンウェイのフルレンジユニット式スピーカーとしては、
SONY SRS-X1・SONY SRS-X11
JBL GO2・JBL CLIP2
を使っています。
(パッシブラジエーターはユニットとして数えません。)
【購入の動機】
飾り気のない外観が好みだったこと。
アウトドアでの使用に充分な防水性があること。
【感想】
シングルユニットであり小型スピーカーですので、"音楽に浸る"というより"ながら聞き"をするということが多いです。浴室やキッチンで、或いは出張先やアウトドアで、スマートホンの内蔵スピーカーよりずっと良い音が聴ける、そんな使い方です。
まず、音量はやや大きめにしたほうが良いです(小音量では低音と高音が痩せてしまい、貧弱でバランスの悪い音になってしまいます)。
ある程度の音量にすれば、低音の量感も(フルレンジの範囲ですが)高音も、手のひらに乗る小さなスピーカーから出ているとは思えないほどです。
人の声を含む中音域がかなりちゃんと聴こえますし、ボーカルの質感もうまく再現されており、音質に不満を感じることはありませんでした。
正直「SONYやJBLの製品と比べて遜色ないのでは?」という印象です。
【比べてみると】
あらためて聴き比べてみると、SONYやJBL製品は一聴して音が"とても良く出る"ので迫力がありますが、それは"主張の強い"音であり、ともすれば各帯域の音がまとめて(塊のようになって)聴こえる傾向があります。
一方、こちらのスピーカーは"音が出る"感じは少しだけ控え目ですが、音の分離がよい、聴きやすい音です。
前者が「ノリのよい」「リスニング向きな」音であるのに対し、後者は「モニター的」な音だと思います。
実際に聴き比べてみても音質面での優劣は特に感じません。音の「好み」(聴く楽曲や聴く人の好み)で決める、くらいの差です。
【最後に】
同等の価格帯のJBL GO2より二回りほど大きいですが、その分だけ「バッテリー容量」が大きく「稼働時間」が長いです。
JBL GO2の約180gに対して約350g
JBL GO2の730mAhに対して1500mAh
JBL GO2の約2.5時間に対して約4時間
オーディオ専門メーカーの製品ではないという先入観を捨ててよい、そんなスピーカーだと思います。
おすすめ度:
投稿日:2019/10/02
THEARTSTAR さん
個人のお客様