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買って良かったです SNCM001と比較
これまで2年程、メッシュタイプの耐荷重200kg、SNCM001を使用していました。
メッシュの方が蒸れないかも、とか、背もたれの作りが頑丈そう、とか思えたので最初に買ったのがSNCM001でした。
買った当初は、それまでギシギシバキバキとしょっちゅう壊していたデスクチェアと違って、その大きさと頑丈さに喜んでいたのですが、1年も経たないうちにシリンダーが機能しなくなり、2年で肘掛部は砕け、座面は斜めに傾き、悩んだ末、今回SNC089の購入に至りました。
《座面》
SNCM001は座面幅も座面奥行もSNC089より広く、肘掛までの距離が10cm程も余り体が斜めになってしまっていました。
私は185cm,145kgですがそれでも余るので、かなり広すぎだと感じていました。
また、SNCM001は座面奥行も広すぎなため、SNC089の最大ロッキング時の姿勢が、SNCM001の通常時の姿勢と同じくらいです。
SNC089は垂直に座る姿勢をとれるのでSNCM001より作業がとてもしやすいです。
《座面高》
座面高さですが、私個人としては高いことがかなり嬉しいです。
SNCM001の最高高さ55cmでも私は低くて座りにくいと感じていました。
個人的にはSNC089の最高高さ62cmで座った時が一番膝や腰が楽になり、背筋を伸ばして作業できる丁度いい高さでした。
もちろんその場合、デスクも低く使いにくいので85cmの高さのデスクを使用しています。
デスクチェアではなかなか60cm以上に調整できるものは少なく、大抵カウンターチェアばかりで、しっかり体を預けられるデスクチェアでこの高さを得られたので快適です。
《背もたれ》
SNCM001の背もたれは、使用しているとメッシュがたわんでプラスチックのランバーサポート部に背中が当たり痛かったのですが、SNC089の背もたれは肉厚で心地良いです。
ただ、商品画像から考えると最上部の最も肉厚な部分は首のサポートとして設計されているみたいですが、身長185cmでは首まで届かず肩甲骨をサポートする感じになります。
悪くはないですが、内側に丸まるようにクッションは配置されているので、体を預けると猫背になってしまい、些か残念でした。
ヘッドレストがないイスなので、どちらかというと腰部のクッションを厚くして、反って背筋が伸びるようにデザインされていたら良かったのに、と思いました。
《シリンダー》
SNCM001のガス圧シリンダーは、約9か月で機能しなくなりました。
買った当時は、保証期間が6か月で、値段がした割にすぐ使えなくなりがっかりしていました。
SNC089は今後使用して、変化があれば追記したいと考えていますが、今回購入に踏み切った一つの理由に保証期間1年となったことあります。
シリンダーに関しても保証してもらえるのかは解りませんが、いずれにせよ1年の保証はとても安心できます。
あくまで個人的な意見ですが、デスクチェアは最初しか高さを調整しないのだから、ボルト固定の段階調節式の脚の方が壊れなくていいのに、と思います。
特に高耐荷重のものであればその方が安心できます。
《製造国》
中国と見ると反射的に不安になってしまいますが、今の日本ではどんな製品にも中国品が溢れていて、日本製と書いてあっても中身は中国部品ばかりなのが当たり前の世の中です。
今更、デスクチェアだけ気にしても仕方なく、むしろきちんと中国製造ですと表示されているのは好感が持てました。
欲を言えば、コロナが流行っているこんな時期ですので、生産工場や生産ライン、管理状態などの写真や説明が掲載されていたら、より安心して購入できるかと思いました。
《製品状態》
梱包段ボールは多少へこんだりしていましたし、金属部品には黒い粘着質な何かがついていたり、メッキが少し剥げていたり、説明書がしわくちゃに丸め込まれていたり、完璧に綺麗とか丁寧とかは言えませんでしたが、値段や中国製と考えれば許容範囲内のものでした。
ネジ穴が合わないなどの不具合はなく、きちんと組み立てることが出来ました。
今後何か気付いたことがあれば、追記したいと思います。
《総評》
このお値段で、200kgまでの耐荷重を支える様なチェアを作って頂けていることに感謝します。
大きな体の人間には、服も靴も扉もキッチンもデスクも、何から何まで不便なので、こういった大きな人間用のコンセプトで作られている製品は本当に有難いです。
耐久性はまだ解りませんが、今のところ買って良かったと感じています。
おすすめ度:
投稿日:2021/09/07
アラジン さん
個人のお客様