使い勝手の良い作業台です!
自転車の整備のほか、展示台、保管台としても使用できるメンテナンススタンドです。
駆動部の調整や車輪を外す作業をする際に、整備台は必要不可欠ですが、アルバイトしていたプロショップにあるような整備台は手を出せませんでした。トップチューブのほかシートチューブを掴ませることも出来るので、ママチャリと呼ばれる軽快車や子供用自転車にも使用できます。自転車以外にも撮影スタジオで照明やスクリーンを保持させることもできそうです。
駆動部の洗浄や注油時、ブレーキの調整時に、丁寧に作業をしないと揺れたり暴れたりすることがあります。クランプ部も突き出し量を多くとらないとペダルが支柱に当ります。Fフォークとハンガー下を固定する整備台とは異なった配慮が必要でしょう。
材質および形状について
支柱は金属製で、カプラーや固定機構にはプラスチックが使用されていますが強度は十分だと思います。注意すべきは直射日光に当て続けるような保管場所は避けるべきでしょう。最大2mという高さも、チェーンへの注油をする際に楽な姿勢でじっくり行うことができるので助かります。
クランプ部の緩衝材の形状も良く、ワイヤーの通るクリアランスもよく考えられていると思います。
脚部を一杯に広げると安定しますが、かなりのスペースを必要とします。狭く使うなら転倒等への注意が必要でしょう。
使用について
使うときに、ハンドル軸が動かないように付属のロッドで固定することも有効ですが、前輪とダウンチューブをバンドで固定したりいろいろ工夫はできると思います。
保管、運搬、その他
軽量ではありません。しかしそれはしっかりしていることの裏返しです。黒い本体に赤いレバー類が映えるデザインです。極端な例ですが、都会的なリビングの隅に置いてコートや鞄をかけるハンガーにするのもありかもしれません(笑)。
工夫次第でいろいろ使えそうな、フレキシビリティがありコストパフォーマンスの良い製品だと思います。
商品化してくださったサンワダイレクトさんに感謝しています。