MD（ミニディスク）の音楽をダビングしたい

1990年代から2000年代初めにかけて音楽用の記録メディアとして使われていたミニディスク（MD）。 直径12cmのCDよりもコンパクトで持ち運びしやすく、携帯型のMDプレーヤーが人気でした。

しかし、その後登場したAppleのiPodに代表される、ハードディスクやフラッシュメモリーを記憶媒体に用いたシリコンオーディオ（MP3プレーヤー）の普及によって廃れてしまいました。

MDは音楽をデジタルデータとして保存する光磁気ディスクであるため、カセットテープのようにテープが伸びたり、カビが生えたりして物理的に劣化してしまう心配はありません。しかし今では新品の再生装置の入手が難しいため、今後は聞きたくても聞けなくなってしまう恐れがあるのです。

そこで、むかしMDに録音したラジオ番組や音楽を手軽に聴けるようにしませんか。

汎用性の高いMP3ファイルとして保存すれば音楽プレーヤー、スマートフォン、パソコンなどで聴けます。

パソコンに音声信号を取り込むための機器「USBオーディオキャプチャーケーブル」を使って、 MDプレーヤーのヘッドホン端子から出力したアナログ音声信号をパソコンに保存します。

音楽をパソコンで管理したり、ポータブルオーディオやスマートフォンに転送して聞いたりできる点がメリットです。

USBオーディオキャプチャーケーブル

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SDカードに保存できるオーディオキャプチャーボックスや、外部入力端子付きのカセット変換プレーヤーを使います。

MDプレーヤーからのヘッドホン端子から出力したアナログ音声信号を入力して、MP3形式の音楽ファイルとして保存できます。パソコンの操作は苦手という方にお勧めです。

オーディオキャプチャーボックス

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過去にはワンタッチでMDからUSBメモリーに録音できる、オンキヨー製のミニコンポ「X-N7NX(D)」や、JVCケンウッド製のCD-MDメモリーポータブルシステム「RD-M2」などが存在しました。

中古のオーディオ機器を販売しているお店で探してみるのも1つの方法です。