オンラインゲームを快適にプレイしよう

最近のゲーム機は、インターネットにつないで世界中のゲーマーと対戦したり協力したりして遊べるオンライン要素が盛りだくさん。ゲームソフトも物理的なディスクやカートリッジではなく、ダウンロード版を購入する機会が増えています。

そこで気になるのがインターネットの通信環境。容量が数十GBもあるアップデートファイルのダウンロードに時間がかかったり、突然の通信切断が気になったりすることがありませんか？

高速かつ安定した通信で快適にゲームを遊べるようにネットワーク機器を見直してみましょう。

FPS（1人称視点のシューティングゲーム）では、遮蔽物に身を隠しながら索敵するのが立ち回りの基本。 その一方で、無線LANの電波は壁や家具などの遮蔽物があると電波が遮られて通信速度が低下してしまいます。

また、無線LANに使われる2.4GHz帯の電波は、Bluetooth、電子レンジなどと干渉しやすく、この影響によっても速度が低下します。それを回避するには5GHz帯を利用する Wi-Fi 6（IEEE802.11ax）規格に対応した最新の無線LANルーターを使うのが効果的です。

安定性を優先なら有線LAN

最新の無線LANルーターは高価だから今すぐ買い替えるのは難しい。そんな時はLANケーブルを使いましょう。配線する手間はかかりますが、ルーターを買い替えるよりも安価に、ノイズや遮蔽物の影響を受けにくく安定した通信環境を得られます。

LANケーブルには対応する通信速度を定めた「カテゴリー」があり、上位のカテゴリーほど高速通信に対応しますが、家庭での使用には価格と配線の容易さからエンハンスドカテゴリー5（Cat5e）またはカテゴリー6（Cat6）のLANケーブルをおすすめします。

ケーブルの形状にも種類があります。
それぞれの特長と選び方の参考はこちら ≫

スイッチングハブ（LANハブ）

高速な光回線を契約していて有線LAN接続をしているのに通信速度が遅い。そんな時はLANハブを見直してみよう。もし、使っているLANハブが10Mbps/100Mbps対応の古いものなら、それがボトルネックになっている可能性があります。

1000Mbps（1Gbps）対応品に交換すれば速度アップ。LANハブには筐体の素材としてプラスチックを使ったものと金属製のものがあります。プラスチック製のものより少々高価ですが、耐ノイズ性と放熱性が高い金属製がお勧めです。