デスクとしての実用性◎ しかし部分的な仕上げに不満
座椅子用75cm幅、既に廃盤になった100cm幅を渡り歩き、これが実質3つ目の購入。
この90cm幅は祖父に譲って、自分は廃盤の100cm幅を5年以上使用してますが、満足している模様。
昔の溶接など使用されていた頃と比べると、コスト削減の為かねじ止めや樹脂製パーツに置き換わっていたりなど、若干の強度低下が見られる。
ちゃんとねじを締めてもわずかにぐらつきはあるものの、実用上の問題はなし。
むしろ上に物を載せるとその重さで安定するようなイメージ。
天板の幅90cmはミニタワー型PCを置いて23インチ程度のモニターを据えても余裕あり。
別口で手に入れた同社のCR-LA352モニターアームを右側支柱に取り付けて、デュアルモニター化させても問題ない。
問題があるとすれば配線穴のキャップがやや使いにくいぐらい。
上段はプリンターを置いてよし、物置にしてもよし。耐荷重20kgは絶妙な塩梅だと思う。
下部は2段方式で使っていますが、天板上に置くのは邪魔くさいACアダプターや無線ルーター、スピーカーのサブウーファーなどを置いても全く問題ないです。
※ここから不満点
・キーボードテーブルの耐荷重は10kgありますが、かなりたわみやすく不安になります。
スライダーだけで重量を支えている関係上、仕方のない部分ではありますが、キーボードを入力するために腕を置いただけでもグニっと手前側が垂れてくるので何とかならないものかと思っています。
あとスライダーをキーボードテーブルに固定するのがタッピングビスなのも若干マイナス。一度組み立てたら引っ越しとかで狭い場所を通り抜けなければならない場合を除いたらなるべくばらさないようにしないとすぐネジ穴がバカになっちゃいますからね。
・キーボードテーブルが完全には出て来ず、片側だけ引き出し幅が規定を下回ることがよく起こります。キーボードテーブルの奥側とサイドパネル前面側を持って、キーボードテーブルを手前側に引っ張ってやると直りますが、しょっちゅうこうなるうえに、100cm幅モデルの時から全く直っていない不具合です。
キーボードテーブルへの荷重に対してスライダーが耐えられないのでしょうか?ともかく、スライダー部分は要改善です。
・下段のパネルは全て薄い金属で構成されていますが、全開稼働のプレステなどを置くと振動でビビりが発生して大きな音が出ます。防振ゴムなどを挟むことで解消されますが、構造上仕方のない部分でもあるので振動が発生する物を下段に置くときはビビり対策が必要かもしれません。
・キーボードテーブル裏や、天板裏などの表面仕上げが明確に劣化しています
これだけは結構明確なマイナスポイントで、100cm幅の物は表面や板裏を触ってもスベスベしていて、心地よい手触りでした。
しかしこの90cm幅は天板表面でもザラザラ感があります。表面はまだ実用デザインとして納得は出来るんですが、裏が酷い。ザッラザラです。やすりがけを途中で諦めたような仕上げ。キーボードテーブルを引き出すための引っ掛け穴なんか最悪で、何の表面処理もされていないかのような陥没穴。指引っ掛けたら棘が刺さるんじゃないかってレベルです。
キーボードテーブルなんて一番肌が当たる部分じゃないですか。そこの表面処理が甘いと一気に冷めますよ。
まあいろいろ書きましたが、結論としては気に入っています。
配線モールを買ってきて、背面に貼り付けて裏配線を工夫したりする余地もあって、デスクとしてのポテンシャルは高いです。
不満点も自分で対処可能な物がほとんどで構造的欠陥のようなものは特に見受けられません。
板裏の表面処理とスライダーだけは早急に何とかした方が良いと思いますが…
久々にデスクが必要になって再注文しようとしたら幅100cmが廃盤になってしまっていたことだけが残念ですかね。